今年3月、琵琶湖に突如出現した謎の道が話題に。滋賀県の許可なしに盛り土で造られたこの道は、安曇川河口付近に位置。衛星写真がその真相を明かします。
謎の道の発見と現状
今年3月、琵琶湖に突如現れた謎の道があると通報がありました。通報を受けた地元当局が調査したところ、この道は滋賀県の許可を得ずに盛り土で造られたことが判明。この道は幅約3メートル、長さ約70メートルにも及び、琵琶湖北西部の安曇川河口付近に位置しています。
県は行為者1人を河川法違反の疑いで滋賀県警高島署に告発。
毎日新聞
3月18日、行為者本人から同事務所に「許可を取らないといけないのは知っていたけど、自分がやった」という趣旨の電話があり、県は原状回復を指導し、告発に至った。行為者は盛り土をした目的については明らかにしていないという。
道が造られた背景
この道がどのようにして造られたのかについて、ショベルカーで造ってたとの釣人からの目撃証言がありました。



道は元に戻すとの話にはなっているようです。謎の道はタイルなどの瓦礫が含まれており建築の産廃に見えますので、その手の業者が約束を守るとは思えないところです。そのあたりも含めて3月に判明して今頃告発したということなのでしょうか。
衛星写真による埋め立ての証拠
今回の謎の道の存在が確認されたのは、匿名の通報があったからですが、過去の衛星写真を遡りますと、この一帯が徐々に埋め立てられていたことが確認できました。Googleの衛星写真では通報のありました、道の形もはっきりと捉えられております。

2024年5月の衛星写真では謎の道の部分は安曇川は繋がっておりません。

ですが、2013年9月の衛星写真では安曇川と繋がっております。

2015年3月の衛星写真では安曇川と繋がってる部分に道が出来て埋め立てられてます。

2018年4月の衛星写真では更に埋め立てられてます。

2021年4月の衛星写真はほぼ現在の状態です

2024年5月の衛星写真では琵琶湖の方に謎の道が出来てます。
衛星写真を並べてみると徐々に埋め立てられてる様子が分かります。
ミヤネ屋という番組で番組MC宮根誠司が「安曇川を塞いでる」と発言してました。衛星写真みると今現在、安曇川とは繋がっていないので、安曇川は塞がってないです。謎の道の部分は、以前は繋がってましたなところです。

2013年ごろ埋め立てられて安曇川と繋がる部分が堰き止められてます。地図では安曇川と繋がったままになってます。
謎の道より、この一帯を埋め立ててるのは問題ないのか?



埋め立ててる場所の入口部分、衛星写真では入口に車が並べられている。ストビューではパイロンが置いてあり中に入れないようにしてあります。ストビューの写真奥のほうに、黒のフレコンバッグが並んでます。産廃業者が管理してるのでしょうか。こちらの埋め立ては正規のものなのか、謎の道と同じ業者なのかが気になります。
まとめ
琵琶湖に「謎の道」ということで注目を浴びておりますが、過去の衛星写真を確認したところ周囲一帯が徐々に埋め立てられてることが分かりました。この埋め立て自体、正規のものなのか、謎の道を造った業者と同一なのかというあたりが今後の注目点ではないでしょうか。