日本の大手パンメーカー、パスコの食パンにクマネズミの子供が混入した事件が発覚。健康被害のリスクと世界各地でのネズミ入りパンの事例、さらにネズミ食文化について探ります。
パスコの食パンにクマネズミの子供混入
先日、日本の大手パンメーカーであるパスコの食パンにクマネズミの子供が混入していたことが発覚しました。この事件は多くの消費者に衝撃を与え、食品安全に対する懸念を引き起こしました。事件の概要として、消費者が食パンを購入後、異物を発見し、企業に報告。調査の結果、クマネズミの子供であることが判明しました。パスコはすぐに10万個回収を開始し、原因究明に努めましたが、消費者の信頼を取り戻すのは容易ではありません。
なお、パスコのネズミパンはSNSにアップされてないようです。6cmくらいの異物とのことですので子ネズミ丸々1匹入ってたりしたのでしょうか。

世界各地で報告されるネズミパンの事例
ネズミがパンに混入する事件は日本だけの問題ではありません。世界各地で同様の事件が報告されています。例えば、アメリカやイギリスでは、食品工場での衛生管理が不十分であることが原因とされるケースが多く見られます。これらの事例は、食品安全の管理がいかに重要であるかを示しています。各国の食品安全基準や監督機関の役割についても見直しが必要とされています。
そもそも、何でパンにネズミが入り込むのか。ネズミは穀物が特に大好物です。そのためパン屋やパン工場、小麦の倉庫に入り込みます。
ネズミパンの制作過程は2通りあるものと思われます。1つは小麦の生地に入り込むケース。1つはパンの型に入り込んでパンと一緒に焼成されるケース。
英国のネズミパン
検索した結果、英国の報告が多いです。日本だとまず異物はメーカーに電話しますが真っ先にSNSにアップというのもあるようです。英国は小麦の貯蔵の管理も悪く、小麦が不作の年に小麦の貯蔵庫に大量にネズミが入り込み、その結果、パンなどにネズミの毛や骨が入ることがあると注意が出されてました。



米国のネズミパン

ホノルルのパン屋で陳列されるネズミ
米国も報告が多いもののネズミがパンの中に入ってる写真は見つかりませんでした。一方、マクドナルドのハンバーガーはネズミ肉を使ってると言われるほど店内は大量のネズミ出てくると騒ぎになってます、そのために休業する店舗だらけと報じられてます。ちなみにメキシコのマクドナルドではネズミの頭が入ってたと報じられてます。
ニュージーランドのネズミパン
ニュージーランドではパンの中にネズミの足が見つかっております。

ネズミによる健康被害
ネズミが食品に混入すると、深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。ネズミは多くの病原菌を運び、その中には食中毒や感染症を引き起こすものも含まれています。専門家によれば、ネズミによる健康被害は予防が難しく、常に高い衛生基準を維持することが必要です。消費者は、食品を購入する際には信頼できるブランドを選ぶことが重要です。
ネズミ食文化のある国
一方で、ネズミを食材として使用する文化も存在します。例えば、ベトナムや中国の一部地域では、ネズミ料理が伝統的な食文化の一部とされています。これらの国では、ネズミは栄養価が高い食材として認識されており、調理方法も多岐にわたります。ネズミを食材として利用する背景には、地域の食文化や生活環境が大きく影響しています。
ガチ中華「三叫」「三吱児」 広東料理
広東料理に「三叫」=「三鳴き」という生きた子ネズミをソースにつけて食べる料理があります。食べた瞬間にネズミが鳴くのでこの名前が付けられてるそうです。食べる動画もありました↓
中国人男性がまだ身もだえしている子ネズミをソースに浸し、生きたまま食べるという不快な瞬間
SUN

文化ではありますが、ガチ中華には驚かされます。日本にもシロウオの踊り食いがありますが、個人的にはそれすら食べたくはないですね。
食品安全対策と消費者への影響
このような事件を防ぐためには、政府や企業がより厳格な食品安全対策を講じることが必要です。例えば、定期的な衛生検査や従業員の教育が挙げられます。また、消費者自身も食品の安全性に関心を持ち、購入時には信頼できるブランドや店舗を選ぶことが重要です。これにより、消費者の健康を守り、食品業界全体の信頼を向上させることができます。
まとめ
パスコの食パンにクマネズミの子供が混入した事件を通じて、食品安全の重要性が再認識されました。世界各地で報告されるネズミ入りパンの事例や、ネズミによる健康被害のリスクを考えると、より厳格な衛生管理が求められます。また、一部の国ではネズミが食文化の一部として受け入れられていますが、食品安全の観点からは慎重な対応が必要です。消費者は信頼できるブランドを選び、政府や企業は食品の安全性を高めるための対策を講じることが重要です。これにより、消費者の健康を守り、食品業界全体の信頼を向上させることが期待されます。
それにしても敷島製パンは国内の大手のパンメーカーとは言え、意外なほどこのニュースは世界を駆け巡りました。ネズミという世界共通の食品衛生上問題のある生物、かつパンという誰もが想像できる食べ物、かつ安全衛生の高い日本で起きた事件であることから注目を浴びてるところなのでしょうか。現在「ネズミパン」で検索すると、言語を日本語以外にしても「超熟」ニュースがヒットします。