2024年4月、パキスタンのカラチでYKKを狙ったテロ事件が発生。日本メディアは企業名を伏せ続報もなし。ジェトロはカラチで過去にテロはなかったとウソを述べる。事件の真相と背景に迫ります。
事件の概要
2024年4月、パキスタンのカラチで日本法人を狙ったテロ事件が発生しました。標的となったのは、カラチに工場をいくつも建設しているYKKです。パキスタンのカラチ市で外国人が襲撃された。外国人の車に対して自爆攻撃が行われた。この車両には日本人5人を含む計7人が乗っていた。この攻撃はカラチのコランギ工業地帯マンセーラ植民地で発生しました。日本人5人全員がこの攻撃をかろうじて免れた。しかし、車の運転手と警備員はパキスタン人2名が死亡しました。この攻撃の後、警察の報復でテロリスト1人が射殺され、別の襲撃者が車両の近くで爆発物を爆発させ、1人が即死しました。
自爆テロ犯はバンに到達する前に爆発、その後すでに陣地に陣取っていた共犯者が発砲したとのこと。状況から自爆失敗もしくは意図せず爆破したため被害者が少なかったと思われます。


襲撃犯の死体を調べる警察。
襲撃犯の正体
襲撃犯の年齢は30~35歳。 DIGマヘサールによると、自爆テロ犯の頭部は無事だが、身元確認に役立つもう1人の指紋が採取される予定だという。
爆弾処理班の報告書によると、襲撃犯1人の頭と脚が発見され、両方から手榴弾6個、ライフル手榴弾4個、弾倉3個、SMGライフル1個が回収された。報道によると、ライフルには爆弾が取り付けられており、襲撃犯の一人が手にしていたという。発見された武器と攻撃の種類から、これは聖戦組織のスタイルではないようだが、「分離主義者である可能性がある」と見る意見もあります。
なお、どの組織もこの攻撃に対する犯行声明を出してません。
過去のテロ事件と日本人への影響
カラチではこれまで中国人を狙ったテロ事件が頻発してきました。特に大規模なインフラプロジェクトに関与する中国人技術者や労働者が標的となるケースが多く報告されています。しかし、今回の日本人を狙ったテロは初めてであり、その背景には地域の政治的・経済的な変動があると考えられます。YKKがカラチにいくつも工場を建設することで、現地の経済活動が活発化する一方で、現地の反政府勢力やテロリストにとっては新たな攻撃目標となった可能性があります。
パキスタンの新聞も「外国投資がテロリストの標的に」と書いており。中国だけでなく、次々と工場を建ててる日本企業が狙われたとしてもおかしくないところになります。

カラチでは 2022年4月に同じ手口で中国人教師3人と地元の運転手が死亡したテロがありました。
メディアの報道と情報隠蔽の疑惑
日本メディアはテロ事件が発生したこと自体は報じたものの、YKKの名前は伏せられ、続報も出ていません。この背景には、企業のイメージ保護や投資家への影響を最小限に抑えるための意図があるとされています。また、政府や関連機関からの情報統制も疑われており、真実が隠蔽されている可能性が高いです。これにより、事件の詳細や今後のリスクについて十分な情報が伝わらず、日本企業や国民の安全が脅かされています。
BBCの報道も中国人に間違われて日本人が狙われたのではないかと扇動する報道がありました。
ジェトロと日本政府の関与
日テレによるジェトロの事件後のインタビューで、「カラチではテロのリスクはない」と発言し、テロの可能性を否定しました。しかし、この発言は現地の実情とは大きく異なり、現地の安全状況を軽視していると批判されています。ジェトロや日本政府がYKKの工場誘致に深く関与しているため、不都合な情報が公表されないようメディアコントロールが行われているとの見方もあります。これにより、現地に進出する日本企業は十分なリスク情報を得られず、危険にさらされています。

まとめ
今回のカラチでの日本法人狙いのテロ事件は、YKKがいくつも工場建設した矢先に発生しました。この事件は、日本メディアが企業名を伏せ続報を控える中、ジェトロや日本政府の関与が疑われています。過去に中国人を狙ったテロが多発していたカラチでの日本人攻撃は、地域の安全と経済活動に大きな影響を与えます。今後は、現地の治安情報を正確に把握し、安全対策を強化することが急務です。日本企業が安全に海外で活動するためには、政府や関連機関の適切な情報提供と支援が不可欠です。
