2028年、日本で初のディズニークルーズが就航決定!オリエンタルランドが建造する新しいクルーズ船は、ディズニーの魔法を感じられる夢の航海を提供します。詳細を解説します!
オリエンタルランドのクルーズ事業計画
日本でディズニークルーズを展開、2028年度に就航予定 ~クルーズ事業に関するディズニー社とのライセンス契約締結~
【株式会社オリエンタルランド】新たな事業の開始に関するお知らせ オリエンタルランド
ディズニークルーズとは
ディズニークルーズラインは、ディズニーが提供する豪華客船でのクルーズ体験です。ディズニーキャラクターやテーマパークの魔法を海上でも楽しむことができる特別な旅行体験として、家族連れやディズニーファンに絶大な人気を誇ります。ディズニークルーズラインはカリブ海や地中海、アラスカなどの美しい航路を提供し、乗客はディズニーの魅力的なエンターテイメント、グルメ、アクティビティを満喫できます。

ディズニー艦隊と新造船の計画
ディズニークルーズラインの艦隊は現在、ディズニーマジック、ディズニーワンダー、ディズニードリーム、ディズニーファンタジー、ディズニーウィッシュを含む5隻の艦隊です。さらに、2028年までに3隻の新しい船が追加される予定です。これにより、ディズニークルーズの魅力はさらに増し、世界中のディズニーファンにより多くの航路と体験を提供できるようになります。
新しい船、2隻は香港の会社、ゲンティン香港が注文してた船ですが、ゲンティン香港はコロナ禍で倒産したのでディズニークルーズが建造を引き継いでます。
オリエンタルランドとクルーズ船の建造
日本でのディズニークルーズ就航に向けて、オリエンタルランドが新たにクルーズ船を建造します。オリエンタルランドの計画発表で2025年度から造船を開始し、2028年度の就航になります。
船はドイツの造船所マイヤー・ヴェルフトで造られます。マイヤーヴェルフトは、エムス川沿いのパペンブルクに本社を置くドイツの造船所で7世代にわたってマイヤー家によって所有および管理されてきました。現在就航してるディズニー艦隊5隻の内3隻がマイヤー・ヴェルフト、新造の2隻もこちらで建造してます。また、2025年就航の日本郵船の飛鳥Ⅲもこちら建造してます。

マイヤー・ヴェルフトのwikiを見ますとオリエンタルランド発注の船は2029年とあります。オリエンタルランドの発表は「事業開始期日2028年度就航(予定)」ですので2029年以降と考えたほうが妥当です。大型船の建造は後ろにずれることは多いです。前倒しはそうそうないです。プリンセス・クルーズのコロナのクラスターで超有名なダイヤモンド・プリンセスを造って火災など問題だらけの三菱重工業ではないので大きな問題はないでしょう。
それにしても日本郵船は「飛鳥Ⅱ」は三菱重工業で造ってますが、「飛鳥Ⅲ」はマイヤー・ヴェルフトということは三菱重工業を見限ったってことでしょうか。そもそも三菱重工業はクルーズ船の受注が出来ないのでしょう。日本は造船大国とは呼べない状況となっております、残念ながら。日本の造船業、三菱重工業では中韓の台頭でコスト優先になり労働者が外国人だらけとなったと報じられており、熟練者がおらず事故が多発してると報じられております。
三菱重工長崎造船所で建造中の大型客船が3度目の火災を起こした問題は、日本の造船業界、そして製造業立国を標榜してきた日本の産業分野の崩壊状況を物語る象徴的な出来事として各所で話題になっている。世界を牽引する造船技術を誇った造船大国でまともな船がつくれないという現実を浮き彫りにしており、産業技術の育成を切り捨てていった犯罪性を実感させている。
三菱重工長崎造船所飽ノ浦工場
まともな船作れぬ三菱重工 3度の火災が示す現場崩壊 長周新聞
就航地と航路の詳細
オリエンタルランドのディズニークルーズの就航地は、主に東京や大阪などの主要都市を拠点とします。具体的な航路は今後発表されますが、乗客は日本国内だけでなく、近隣のアジア諸国も訪れることができるでしょう。ディズニーの魔法に包まれた船上で、美しい風景と文化を楽しむ特別な体験が待っています。
香港のクルーズ会社ゲンティン香港、ドリーム・クルーズなどのクルーズ会社がディズニークルーズの船を2隻発注してましたが、ドリーム・クルーズでコロナクラスターを出し、クルーズが停止しゲンティン香港は倒産しました。発注済みの船はディズニークルーズが後を引き継いで建造になります。シンガポールを拠点として中国などアジア圏を就航する予定です。
オリエンタルランドの発表では日本を拠点にとあるだけで就航地までは出ておりません。日本郵船の「飛鳥Ⅱ」や「MCベリッシマ」など日本1周するクルーズ船は結構あります。「ダイヤモンド・プリンセス」のように韓国を寄る船もあります。オリエンタルランドも大型クルーズ船ですが中韓寄るルートになるのか否か気になるところです。
ディズニーの中国市場狙い、過去に実写映画でウイグルで撮影をし中共にすりより批判を集めてたディズニーですので、中共の規制が強くなった香港の会社よりは、シンガポールを拠点にしたり、オリエンタルランドを使って日本を拠点にしたりして中国人観光客を呼び寄せようとしてるのでしょうか。
ディズニーの新作実写映画「ムーラン」で、撮影の一部を中国・新疆ウイグル自治区で行っていたことが明らかになった。新疆をめぐっては、中国政府がイスラム教徒のウイグル人を迫害しているとして、国際的に批判が出ている。
ディズニー新作映画「ムーラン」、新疆で撮影 エンドロールで発覚 BBC
クルーズ船と地球温暖化問題
オリエンタルランド発注の大型クルーズ船はLNG船ですので重油に比べてCO2、SOx、NOx、粒子状物質の排出量は少ないものの、有害な温室効果ガスであるメタンを大量に排出します。メタンは二酸化炭素の80倍もの熱を大気中に閉じ込める力があり、今日の気候変動の最大の要因の一つです。
クルーズ船はエコなジェット機より大量に温暖化ガスを出すためエコではないと言われております。観光業のために地球環境を悪化させるのは如何なものかと思います。
まとめ
2028年に日本で初めてディズニークルーズが就航します。オリエンタルランドが建造する新しいクルーズ船は、ディズニーの魔法を感じられる夢の航海を提供します。ディズニー艦隊には、今後数年以内に3隻の新造船が追加される予定で、魅力的な航路がますます広がります。就航地は東京や大阪を拠点に、アジアの他の港も巡る計画です。
コロナ禍でクルーズ船でクラスター、運行の停止も多くパンデミックに弱い業界です。ディズニークルーズもディズニー・ワンダーでクラスターを出してました。クルーズ会社は全て無くなるのではとも思ったりもしましたが米国大手のカーニバルやロイヤル・カリビアンなどもちろん生き残っており、クルーズ船の人気はまだまだあるようです。地球環境を考えるとクルーズ船は無くなって欲しいところではありますが。
それにしてもコロナ禍とは言え、ディズニークルーズを運行しようとした香港のクルーズ会社が倒産してるわけですが、クルーズをやったこともないオリエンタルランドがクルーズ船の運行が出来るのか、うまくやっていけるのか怪しい限りです。なお、オリエンタルランドの主要株主京成は、株主総会でオリエンタルランド株を売って本業に専念しろと言われてます。果たしてうまく運行できるのか、クルーズ船大失敗となるのか興味深いところです。